飲食店コンサルタントの原島です。
またまた、ずいぶんと久しぶりのメルマガになってしまい、
申し訳ございません。
東京は朝から雨で変に蒸し暑く、一方の関西などでは天気が良く、熱中症が心配されているそうですね。
いずれにしましても、体調管理にはご注意ください。
さて、今回のテーマは・・・
『店主の泣き顔を見せて売上アップ??!!』です。
これは、ある経営者様から聞いたお話です。
ある日、何気なくFacebookを見ていたら、
知り合いの飲食店経営者の泣き顔がアップされていたそうです。
で、滅多に泣くようなタイプの人ではないので、
驚いて次の日にお店に行ってみたそうです。
すると、お店はすごく繁盛しています。
「○○さんが泣いているから、びっくりして来てみたよ」と言うと、
「そうなんですか、すみません。たまたま悪酔いして、
ふざけて投稿したら、こんなことになっちゃったんです・・」
と、混んでいる店内を見渡しながら返事をしたそうです。
今回のお話は、とても興味深いと思います。
お客様は、そのお店が嫌いだから行かないわけではないのです。
ただ、行くきっかけが無いから行かないのです。
いつでも行けるから、結果的にいつも行かないことになっているのです。
今回のお話は、たまたま店主の泣き顔を見て、
心配になり、声を掛けに行こうと多くのお客様が思ったのだと思います。
個人店であれば、最大の商品は店主の人柄です。
常連客は、店主が作る美味しい料理も好きですが、
店主が醸し出しているお店の雰囲気が好きなんだと思います。
店主に嬉しいことがあれば、お祝いしてあげたいと思っていますし、
辛いことがあれば、励ましてあげたいとお客様は思っています。
店主として、人間として、嬉しかった、悲しかったことを
お客様と共有してみてはいかがでしょうか?
常連客として、より深いつながりになると思います。